2009年02月03日

北朝鮮のテポドン秒読み?

 北朝鮮がテポドンをちらつかせているようです。

北が新たな緊張ゲーム 対米交渉へ脅威演出? テポドン発射準備


【ソウル=黒田勝弘】年初から緊張激化作戦を展開している北朝鮮が、今度は長距離弾道ミサイルの発射準備を進めていることが明らかになった。発射に踏み切った場合、2006年以来、3年ぶりとなるが、日米韓をはじめ国際社会を刺激することは確実で、朝鮮半島情勢は重大な局面を迎えることになる。

 ただ米偵察衛星で確認されたのはミサイル基地への大型コンテナの搬入など予備的な動きで、実際に発射を実行するまでにはかなり時間がかかるといわれる。またミサイル基地の動きが衛星で確認できるほど公然としているため、国際社会に対する外交的脅迫のための“偽装工作”の可能性もあり、各国とも情報収集など見極めに懸命だ。

 北朝鮮は最近、人民軍総参謀部が声明(1月17日)を発表し韓国との「全面対決態勢」を叫んだり、祖国平和統一委員会が韓国との「すべての政治・軍事的合意の無効化」を宣言(30日)し「戦争の瀬戸際にきている」などとしきりに緊張をあおってきた。

 とくに西海岸沖(黄海)の南北軍事境界線の無効を主張しているため、韓国軍との海上での軍事衝突の可能性もささやかれている。

 しかし今回の「長距離ミサイル発射準備」は米国を意識したものとの見方がソウルではもっぱらだ。核問題とからめて米国の耳目を集め、オバマ新政権を早急に「核保有国・北朝鮮」との話し合いに引き出そうという狙いがあるとみられている。

 北朝鮮はこのところ米国に対しては、核廃棄より対米関係正常化が優先されるべきとし、その後、核軍縮交渉で朝鮮半島の非核化を実現するという立場を強調(1月13日、外務省スポークスマン談話など)。「核保有国」として米国との対等な交渉を主張している。

 今回の“長距離ミサイル誇示”は、米国への脅威を演出することでオバマ政権の目を北朝鮮に向けさせる作戦というわけだ。

 韓国各紙が情報当局の話として伝えるところによると、北朝鮮では現在、ミサイルと推定される「長い円筒形の物体」も列車で移動中という。最終的に北朝鮮北西端に位置する、平安北道鉄山郡東倉里にあるミサイル基地に向かうのかどうか追跡中という。

 最近、完成したとされる東倉里ミサイル基地は東海岸に位置する従来の基地とは異なり西海岸にある。中国とは目と鼻の先で、その位置が微妙なため「中国を意識したものではないか」との憶測もある。

 しかし過去、国際社会は北朝鮮の“ミサイル・カード”には厳しく、1998年のテポドン1号発射の時は国連安保理議長声明で非難され、2006年の2号発射の際は安保理決議案採択で制裁につながった。

MSN産経ニュース


 そもそも、本気で戦争する気があるなら、わざわざ自分の武器を見せません。ひっそりと裏側で武器と軍隊を整えるものです。
 こう、おおっぴらに「ワレワレハ韓国ヲユルサナイ」とか言い出してる時点で演技の可能性は高いです。
 言ってみれば、国の威信を賭けて北朝鮮は「当たり屋」をしてるんですよねぇ。うーん、なんだかなぁ。

タグ :国際北朝鮮

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Posted by 哲学 at 23:07│Comments(0)ニュース
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