2008年06月06日

チベットで爆破事件

 4月にチベットで爆破事件が起きたことが中国の新華社通信で報道されました。


チベットで僧侶16人逮捕 4月に爆破事件と当局



 【北京5日共同】5日の新華社電によると、中国チベット自治区チャムドで4月に3件の爆破事件があり、同自治区の警察当局は、事件に関与した容疑で計16人の僧侶を逮捕したことを明らかにした。

 爆破事件は4月3日、8日、15日にチャムドの変圧設備や武装警察部隊の駐屯地などで発生。当局はそれぞれの事件で、容疑者の僧侶らを5月中に逮捕し、僧侶らはいずれも容疑を認めているという。

 爆破による被害の程度などは明らかにしていない。

 僧侶らは国外のラジオ放送を通じてチベット仏教の最高指導者、ダライ・ラマ14世の勢力による祖国分裂思想や3月14日のラサ暴動発生を知り、これらと連携するため爆破事件を起こしたと供述しているという
2008/06/05 20:19 【共同通信】


 何故4月の事件を今更になって報道したのか。むしろ、そんな事件があったのにずっと隠し続けてきた中国政府は他にもチベットに関して色々なことを隠しているのではないか……と色々と考えてしまいます。
 しかしながら、僧侶達の言う『ラジオでの祖国分裂思想』とは果たしてどこのラジオの話なのでしょう。ダライ・ラマ14世自身は公のメディアでは中国政府に対しては独立したいなどと言う発言は一度もしたことがありません。どこでそんなラジオが流れていたのか。
 この報道には色々と裏があるとしか思えないのが個人的な意見です。恐らく北京オリンピックを前に中国政府はチベット問題から自分達の正当性を引き出したいのでしょうけれど――果たしてどれだけの人達が北京オリンピックの開幕式に出てくるのでしょうか。
 むしろ、地震が起きてからのチベットの内情が知りたい所です。


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Posted by 哲学 at 08:24│Comments(0)ニュース
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