2008年03月02日

大月教授「中国と鎖国したい」

 兵庫育ちの札幌国際大学の大月隆寛教授が「中国と鎖国したい」とコラムに書きました。


【断 大月隆寛】鎖国してえ
 本欄で「鎖国してえ」とごちてからちょうど1年たったんでもう1度。でも、もうひとりごとくらいにゃおさめてられないんで、はっきり声に出しておおっぴらに。

 ああ、ほんとに心底、鎖国してえ。あの無駄にでかい国限定でいいから

 かの毒入り冷凍ギョーザ事件、ますます絶好の教材になってきています。われらが食の現在の? それもありますが、何よりもいま、われらニッポンが直面してつきあわなきゃいけない「世界」ってやつを、むかつきながら思い知るための。

 だって、あちらの警察発表によれば、うちの国内で毒物が混入した可能性は「きわめて低い」んだそうです。しかも、こちらの警察が日本での混入可能性を「とても低い」と表現していたのとあえて引き比べながら、それより上をゆく念の押し方で。

 え、それってどういう意味? と目がテンになってたところへ、追い打ちで「共同通信記者がメタミドホスを購入、所持していて摘発された」との報道が。このタイミングでこんなドジ踏むなんざ、わざとでなけりゃ底抜けのバカ。検問にひっかかったそうですが、それって初手から泳がされてたんじゃないの? くらいの疑いを抱くくらいには、みんなもうかの国にはたっぷり学ばされています。

 「日中友好」なんざもう、デキの悪いギャグ。ここまでコケにされてまだ、隣近所とは波風立てず仲良く、で追従笑いじゃあ政府も外務省も、真性売国奴確定、ですよ。(札幌国際大学教授)

産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/culture/academic/080302/acd0803020341002-n1.htm


 なかなか大学教授にしてはフランクな語り口でその心情を吐露しています。
 とはいえ、中国との鎖国は現実的ではないでしょう。
 ですが、最後の一文に関しては同意出来る点もあります。

 中国には色々と見直すべき点が多く、それを考えると付き合いを辞めたがる気持ちは分からないでもないです。
 しかしながら、だからといって付き合いをばっさり切ってしまうと言うのもまた間違いでしょう。
 例えば、会社に就職して、上司が気に入らないから会社辞める、とか言う人は社会人としては正しい姿勢とは言えないでしょう。上司だけでなく、会社という集団の中に、一人や二人自分と合わない人間くらい出てきてもおかしくはないです。けれど、そんな隣人といかに巧く付き合うかが大事ではないでしょうか。
 日本政府のほとんどはあくまで波風を立たぬようにと追従笑いを繰り返すばかり。
 親しき仲にも礼儀あり。
 本当に仲良くしたいならば締める所はきっちりと締めて、相手の欠点を注意してやるくらいが健全な関係と言えるのではないでしょうか。

 哲学さんは民主党の小沢代表が好きではありませんが、親中派と言われている彼も、中国批判はしています。

 「経済的な改革開放と共産主義独裁は両立しない。権力が強くなるほど、腐敗が進むものだ。長期政権は必ず腐敗するという言葉は中国も例外ではない」

 民主党の小沢一郎代表(写真)は21日、ソウル市内で開かれた「アジアン・リーダーシップ・カンファレンス」(朝鮮日報社主催)に出席し、第1 セッションで中国共産党に直撃弾を撃ち込んだ。胡錦濤国家主席と会談を行うなど親中派とされる小沢代表は、中国共産党の腐敗について、「(腐敗で失脚した)国民党のようにならないか憂慮せざるを得ない」と指摘した上で、「全ての紛争は貧困と貧富の差から始まる。中国は貧富の差に対する不満が一気に爆発することがあり得ることを知るべきだ」と述べた。

 また、中国の軍拡について、「周辺国は中国の成長に伴う軍事力膨張を懸念している。中国が人類史的に大きな貢献をしていくことを『現実の行動』で見せなければならない」と強調した。小沢代表は、中国共産党の指導部らと会談した際にもこうした意見を伝えたとされ、「中国の混乱は世界的な混乱につながる。中国政治がソフトランディング(軟着陸)できるように隣国(韓国・日本)が支援することは歴史的使命だ」と主張した。

 一方、香港の陳方安生(アンソン・チャン)元政務官は、「1997年に香港の主権が中国に返還されるとき、香港経済がだめになるという懸念が高まったが、10年後の香港はさまざまな支援で経済がさらに発展した。中国の台頭を心配する見方も一部にあるが、中国は今後環境保護、貿易など各分野で前向きな役割を果たす」と正反対の見方を示した。

 小沢代表の「挑発的な」発言は今回の会議で話題を呼び、朝日新聞など日本のマスコミも大きく報じた。司会を務めた司空壹(サゴン・イル)政権引き継ぎ委国家競争力特別委員長は、「とても率直で淡泊なコメントだ」と印象を語った。全国経済人連合会(全経連)の趙錫来(チョ・ソクレ)会長は、「小沢発言は韓国の感情には合わないようだ」と評価したが、キッシンジャー元米国務長官は「現実的な発言だ」と捉えた。自民党の猪口邦子衆議院議員は、「日本人がみな、小沢代表のように考えているわけではない」と話した。

 小沢代表は同日午後、朝鮮日報社を訪問し、方相勲(パン・サンフン)社長と韓中日関係を中心に30分間懇談した。方社長は「小沢代表が取り上げた中国のソフトランディング問題が話題の中心だった」と述べた。




 中国と日本の関係がよくなることを哲学さんは願います。

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Posted by 哲学 at 23:23│Comments(0)ニュース
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