2008年02月05日

毒ギョウザ事件、中国で毒混入の可能性濃厚に

 ギョウザに「メタミドホス」が混入された天洋食品の事件ですが、中国側で毒が混入された可能性が濃厚になったようです。

 中国製冷凍ギョーザによる中毒事件で、製造元である中国の「天洋食品」の工場内で、袋詰めされて段ボールに入れられる包装工程で、有機リン系殺虫剤「メタミドホス」が混入した可能性が強まってきた。メタミドホスが検出された商品が、同じ場所で包装袋の内外に混入する可能性があるのは、この工程に限られるからだ。
(後略)




 上記の毎日新聞に工場の地図が載ってました。

 輸入元「ジェイティフーズ」の親会社、日本たばこ産業(JT)などによると、メタミドホスが検出された「中華deごちそう ひとくち餃子」と「CO・OP手作り餃子」は、いずれも天洋食品の工場で1日で製造される

 ふと上の一文を読んで気付いたんですが、――この工場の「蒸し器」で19歳の女性が死んでるんですよね。前の記事で書きましたが。

中国製ギョーザの中毒問題で、ギョーザが製造された「天洋食品」で2007年、蒸し器のある施設に閉じ込められた女性が蒸気をかけられ、死亡する事故があったことがわかった。
天洋食品をめぐり、FNNの取材で、衝撃的な証言があったことが発覚した。
2007年、天洋食品で働いていた19歳の女性が、事故で亡くなったという。(中略)
事故死した女性の友人は「彼女が中に閉じ込められて、出られなくなりました。そこに蒸気がかけられ、翌日ドアを開けてみたら、彼女はもう死んでいたんです」と話した。
天洋食品側は遺族に賠償金を支払い、表ざたにはならなかったのだという。(後略)
http://www.fnn-news.com/headlines/CONN00126668.html
FNN

 一日でギョウザは作られるのに、女性の死体が発見されたのは翌日です。前日に仕込みをして夜の間に蒸気をかけるなら二日がかりで作ることになります。じゃあ夜の間は使ってないとしたら、蒸気を入れっぱなしにしておくのもおかしな気がします。まあ、ギョウザ以外のものをつくっていたのかもしれませんが、そもそも長時間蒸気で蒸すような料理ってあるのでしょうか。業務用の蒸し器なら比較的短時間で大抵の物を料理出来ると思うのですが――。もしかしてそれって工員の間でイジメがあり、故意に殺されたんじゃ――いや、それは勘繰りすぎですかね。
 まあ、そこは推測の域は出ないので置いておきましょう。
 工場の地図はこちらです。


 工場の製造棟は3階建て。2階で野菜、ミンチなどの具材や皮を作る。その後、具材を皮で包み、蒸した後、1階の冷凍機で急速冷凍する。さらに、30~50人の従業員が手作業で袋詰め、箱詰めを行う。段ボール箱はテープで封され、工場内の冷蔵庫に保管される。



 ぱっと見て、更衣室の傍に衛生施設がないのが気になります。食べ物に触るんだから滅菌する場所を設けるのが普通だと思うのですが――更衣室の中にあるのでしょうか。大きさから推測するに、あるとしても水道くらいじゃないでしょうか。
 となると、着替えた後、手を洗っただけで、素手でギョウザを作っていたことになります。(手元にソースがありませんが、報道ステーションで天洋食品は素手でギョウザを作っていることが流れています。しかし、天洋食品は「きちんと滅菌している」とコメントしてます。)

 そしてもし、事故ではなく、包装の段階で毒が入れられたとしたならば、人為的な犯罪であり、日本を狙った立派なテロ行為になります。それはそれで国際問題になりかねません。
 果たしてこの先この問題が何処まで続くのか予断は許されないでしょう。

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Posted by 哲学 at 20:43│Comments(0)ニュース
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