2008年02月03日

マイクロソフトの買収でヤフー株が高騰?

 2月1日にマイクロソフトがYahoo(ヤフー)の買収を提案したことにより、株の夜間取引でヤフー株の取引が相次いでいるようです。


 米Microsoftが2月1日、米Yahoo!に対して買収を提案したことで、株式の夜間取引でヤフーの日本法人の株に買い注文が殺到している。

 マネックスが運営する夜間取引市場「マネックスナイター」では、2月2日の0時22分現在、買付取引未成立株数が713件で全体の1位となっている。

 現在、米Yahoo!は日本法人の33.4%の資本を持っていることから、ヤフーの株価にも影響を与える可能性がある。
http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/0802/02/news001.html
(ITmedia)




 Yahoo!Japanの株はソフトバンクが筆頭株主ですが、それでも米Yahoo!はソフトバンクに継ぐ第二位の株主です。
 つまり、日本のYahoo社は基本的にはソフトバンクの子会社状態ですが、ほとんど米Yahoo!と共同経営している状態です。だから、日本のYahooもこの買収には無関係ではいられないでしょう。そして、みんな株を買いに行くと言うことはそれだけマイクロソフトの巻き返しに期待してると言うことなのでしょうね。

 この買収に関する経緯を冷静に分析しているのは「ITPro」だと思いました。
 以下に記事を抜粋します。

 Yahoo!の後追いだったWeb 1.0型(=ポータル・サイト)の「MSN」を捨て,Google後追いの「Live」を始めたはずの米Microsoftが,いつしかMSN路線を復活させ,最終的にYahoo!買収に至った---。(後略)
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20080202/292831/?ST=ittrend
(ITPro)



 この後に詳しい経緯が書かれているのだが、IT業界でマイクロソフト社は最初ヤフーなどに大きく出遅れてしまい、慌ててヤフーのようなポータルサイトを立てました。それが「MSN」でした。しかし、MSNで試行錯誤しているウチに、WEB2.0型と言われる新しい方式をGoogleが打ち立てて、一気にネット上のシェアを拡大し、ネット広告の業界でGoogleがトップに躍り出たのです。そして、マイクロソフトもGoogleに追いつくためにYahooの真似をやめてGoogleの様な方式に乗り換えたのですが、結局上手く行かなかったようです。
 そして最終的にGoogleと同じ土俵で戦うのはやめて、Yahooを買収することにより旧来のポータルサイトとしての戦略を強化するようになったそうです。
 言わば先祖返りと言えるこの状況ですが、果たして上手く行くのか――なかなかの見物です。
 取りあえず、この買収の提案に関してヤフーは

 米Microsoftによる買収提案に対して米Yahoo!の取締役会が声明を出した。「株主の長期的な利益を考慮して検討する」という。
http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/0802/01/news153.html
[ITmedia]


 なかなか前向きのようですね

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Posted by 哲学 at 22:00│Comments(0)ニュース
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