2008年11月23日

チベット、話し合い路線継続へ

 チベット亡命政府は話し合いを中心とした中道路線を継続することにしたそうです。

チベット:亡命政府、「中道」路線継続へ 対中国、「真摯な対話」要求



 【ニューデリー栗田慎一、北京・浦松丈二】インド北部ダラムサラにあるチベット亡命政府は22日、「高度な自治」を中国に求めるチベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世の中道路線を継続し、中国側との対話を模索する方針を確認した。ただ、中国側の対応次第で再び「路線再考もありうる」とし、中国側に「真摯(しんし)な対話」を求めていくことでも一致した。

 従来路線の継続は、21日のダラムサラでの亡命チベット人諸組織の代表者会議の参加者投票で、中道路線支持が「7割」と多数を占めたため。ただ、中国との決別を図る独立支持派が「3割」に達し、亡命社会の中国への強い不信感を見せる格好にもなった。

 代表者会議は22日閉幕、ダライ・ラマは23日にも記者会見する。

 亡命政府幹部によると、会議に参加した15団体すべてが中国政府の姿勢を非難したが、「チベット側から(対話を)打ち切れば平和的な解決策を永久に失う」との見方が多数を占めた。ただ、対話再開の時期については、「中国が要請してきた時」で一致した。

 一方、中国政府は「高度の自治」の受け入れを拒否しており、協議は今後も平行線をたどりそうだ。22日付の中国共産党機関紙・人民日報は中道路線について(1)中国の民族自治制度を否定(2)独立した立法権を要求(3)歴史に基づかない大チベットを追求--しているなどと批判した。また、代表者会議で独立路線への転換を求める意見が相次いだことを中国側は懸念している。

毎日新聞 2008年11月23日 東京朝刊



 とはいえ、ますます不毛な感じになってきたような気がします。ともかく、両者がただ話し合うのではなく、間に仲介する国がどこか入るべきだと思います。


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Posted by 哲学 at 09:43│Comments(0)ニュース
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