2008年07月02日

石油採掘量が予想より減っている

 国際エネルギー機関によると、石油の精製量は予想を下回って減っているそうです。

2013年までの原油供給の伸びは予想を下回る見通し=IEA


 [ロンドン 1日 ロイター] 国際エネルギー機関(IEA)は1日、2013年までの世界の原油供給について、予想されていたよりも伸びが小さいとの見方を示した。

 IEAは中期原油市場報告で、世界の供給能力が12年までに日量9533万バレルに到達するとの見方を示した。これはIEAの1年前予想に比べ、同270万バレル少ない水準。

 IEAは「中期的には途上国での構造的な需要の増大と、すでに進行している供給の抑制により、市場はタイトな状態が継続するだろう」と述べた。

 高水準の原油価格と経済成長の鈍化が世界の需要を抑制すると見込まれるものの、今後5年間は需要の伸びが供給の伸びを上回ると見込まれている

 IEAによると、08─13年に消費は平均1.6%(日量平均約150万バレル)の増加が見込まれる。従来の見通しは2.2%増だった。

 供給の伸びは10年までは需要の伸びと同等、もしくはこれを上回るとみられるが、11─13年は同100万バレル未満に減少する見通し。13年までの平均は同115万バレルとみられている。

 IEAはまた、今後5年間の製油能力の伸びは期待を下回る見通しと述べた。

 12年までの製油能力の伸びは同100万バレルで、前年の予想を下回る。


 石油価格が高騰しているのは、ひとつは需要が供給を上回っているから――というのもあるでしょう。とはいえ、現状の価格高騰は資本家達による値上げも一因だと個人的には思うのですが。

 それはともかく、発展途上国はますます石油を欲しがるのに、石油の精製量は減っています。
 そうなると、少ないパイを世界中で取り合うはめになります。
 最近日本でもエコだエコだと騒がれるようになりましたが、その一因としては、石油に頼りすぎるといざというときに国が立ち行かなくなるから、事前に手を打とうという流れでしょうか。
 おかげで、ウランの需要があがっているのは皮肉なものです。(原子力発電を増やすために、それに必要なウランを買う国が増えている。でも、原子力発電はエコによくないからと数年前は先進国では反対されていた)

 なんにしても、エネルギー革命も起きませんし、石油に頼りすぎない社会を作るように努力する必要はありそうです。


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Posted by 哲学 at 08:48│Comments(0)ニュース
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