2008年06月27日

日本に構わずテロ指定解除される北朝鮮

 今更、ここで言うまでもないですが、北朝鮮はこのまま行けばテロ支援指定解除がなされそうです。

2008/06/27-00:18 米、テロ支援指定解除通告=北は核申告書提出-拉致進展ないまま、日本苦境


  【北京、ワシントン26日時事】中国外務省は26日、北朝鮮が核問題をめぐる6カ国協議の合意に基づく核計画申告書を提出したと発表した。これを受け、米政府は同日、北朝鮮のテロ支援国指定解除を議会に通告するとともに、対敵国通商法の解除手続きに入った。停滞していた核放棄プロセスは新たな局面に入ったが、拉致問題の進展がないままでの指定解除に反対してきた日本は、厳しい立場に立たされそうだ。
 ブッシュ大統領は記者会見で、テロ支援国指定解除が発効するまでの45日間に北朝鮮の対応を慎重に見極めていく考えを示した。また、「米国は北朝鮮による日本人拉致を決して忘れない」と述べ、拉致問題の解決に向け日本との緊密な連携を継続する考えを強調した。
 米国務省によれば、45日以内に解除を阻止する議会の決議が発効しない限り、ライス国務長官は8月11日に指定を解除できる。
 韓国政府当局者によると、申告書は約60ページで、(1)核施設リスト(2)プルトニウム抽出量とその使途(3)ウラン在庫量-が盛り込まれているが、核兵器に関する情報は含まれていない。関係筋は、北朝鮮が抽出したプルトニウム量を38キロ前後としている。
 日本外務省幹部は、北朝鮮が(1)核施設へのアクセス(2)核計画関連文書の提出(3)核計画に関与した人物の面接-に応じる意向を示していると語った。
時事ドットコム


 そもそも、テロ支援指定国家とは、国連などの国の集まりで決めたものではなく、あくまでアメリカ合衆国というひとつの国が、「あの国は悪い国だ」とブラックリストを作っているだけにすぎません。
 世界中の国々でみんなで話し合ってきたものではなく、アメリカという国にとって利益があるかどうかでしかありません。
 勿論、アメリカは誰もが認める世界最強の国だし、日本の同盟国であります。そんなアメリカが、同盟国日本の意向を無視し、世界の警察を自称する国のブラックリストから外されるのは日本としてはたまった物ではありません。
 けれど、それでもやはり、拉致問題は日本や、韓国、台湾など北朝鮮に実際に拉致を受けた国々が力を合わせて対処すべき問題ではなかったのか……と思います。
 まあ、結局自分たちで解決出来ないから困っているんですけどね。
 なんにしても、大切なのは日本の立場と意見をはっきりさせてアピールしていくことだと思います。
 と言っても、口で「これから抗議していきます」と文句を言うだけでなく、きちんとした行動によってアピールしていくべきでしょう。
 ただ……福田内閣にそれはあまり期待できない……そう思います。

タグ :国際北朝鮮

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Posted by 哲学 at 08:48│Comments(0)ニュース
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