2008年06月01日

尼崎で無防備条例の支持が定数を超える。

 少し古いニュースですが、取り上げ損ねたので取り上げたいと思います。

平和無防備条例:1万4672人分の署名が集まる--尼崎 /兵庫


 尼崎市に「平和無防備条例」制定を目指す署名活動が25日、終了した。1カ月で、直接請求に必要な有権者の50分の1(約7700人)を大きく上回る1万4672人分の署名が集まった。署名活動をした「尼崎市に平和無防備条例をめざす会」は30日、市選管に署名簿を提出する。

 同条例案は、市が戦争に一切協力しないことを定めるもの。今後、市選管の署名簿審査などを経て、白井文市長が意見を付けて市議会に付議し、市議会が条例案を審議する。同会の高島ふさ子事務局長は「願いを受け止め、市長は賛成意見を書いてほしい」と話した。【樋口岳大】

〔阪神版〕

毎日新聞 2008年5月26日 地方版


 平和無防備条例は上記の通り、戦争が起きても一切協力しないというもの。例えば、自衛隊の支援などもしないということです。
 もし、攻められることがあれば、無抵抗で敵に服従し、占領される訳です。
 こうすれば、無益な血は流れなくて済む――なんて言われてますが、そんなの嘘っぱちです。
 もし、戦争状態になったとして、その時軍が駐屯しているということは、例えるならば「家に鍵がかかっている」状態です。
 泥棒がいたとして、鍵のかかってる家と鍵のかかっている家があったとして――鍵の入ってない家に入ったら家の人が「好きなだけ持って行っていいですよ?」と言ったら本当に根こそぎ持って行くことでしょう。
 確かに、日本人ならばそんなこと言われれば「え、それはちょっと……」と良心の呵責に苛まれるかも知れませんが、それは日本人がお人好しだからです。海外に出てみれば、そんなのはカモでしかありません。
 むしろ、そんな無防備な所はとっとと占領して他の場所を攻めるための中継地点になるだけです。
 と言うことは――、平和無防備条例の都市は自分の国には協力しませんが、他の国が日本を攻めることには協力するという訳です。自衛隊が来ても支援物資は補給しない癖に、他の国の軍隊がやってきたら喜んで受け入れて、日本を占領するための軍隊に食料支援とかしたりするわけです。
 それじゃ、インド洋で給油した自衛隊以上に戦争行為に荷担していることになるでしょう。
 よしんば、占領された相手が
「じゃ、他の街を攻めるので物資を出せ」
 と言ってきて
「いや、私達は戦争に協力しません」
 と言ったら虐殺が起きたりするだけでしょう。
 なんの解決にもなりません。
 果たしてこの条例案を考えた人は一体何考えてるんでしょう?
 そして、それに賛同する人はおかしいと思います。
 もし、自分の都市でこんな条例が出されたら、絶対に反対すると思います。


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Posted by 哲学 at 22:35│Comments(0)ニュース
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