2008年05月06日
胡錦涛来日でチベットデモ
胡錦涛主席が来日したということでデモが東京で行われました。
チベット亡命政府議会の議長がわざわざ出席し、デモに参加してくれたというのはそれだけ日本に期待してくれているということでもあり、このデモの意義は大きいでしょう。また、彼らは自治をさせてくれるのならば独立は願っていません。が、これ以上の圧政を強いられるのならば、独立もやむなしという考えもあると訴えています。
もっとも、ダライ・ラマ14世はそう言うことを言っていないので、一部の人の意見なのでしょうけれど。それでも、そう言う意見の人がいるというのも確かでしょう。
これに対し、中国政府は不満を表明しています。
文面だけ見ると「不快感」と言うよりは「こんなことでは我が国は動じない」という意志を見せた感じですね。
また、その一方でチベット亡命政府は中国当局と非公式会談を行っています。
一日だけしか対話出来なかったようですが、それだけでも以前と比べれば大きな違いと言えましょう。
結果はインドに帰ってからとのことですが、果たしてどうなるのか、こちらも注目していきたい所です。
2008/05/06-19:34 チベット問題で抗議デモ=「自由を」4000人が参加-中国主席来日で・東京
中国の胡錦濤国家主席の来日に合わせ、チベット問題への中国政府の対応に抗議する集会が6日、東京都内で開催された。4200人(主催者発表)がチベットの旗を掲げ、「フリー・チベット(チベットに自由を)」とシュプレヒコールを繰り返し、デモ行進した。
集会にはチベット亡命政府議会のカルマ・チョペル・タグルンツァン議長も出席。チベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世のチベット自治区ラサへの帰還や完全な自治を求めるとした上で、「中国指導部が私たちの気持ちを酌まなければ、完全な独立を願い、権利行使することになる。ボールは中国側に投げられている」と訴えた。
時事ドットコム
チベット亡命政府議会の議長がわざわざ出席し、デモに参加してくれたというのはそれだけ日本に期待してくれているということでもあり、このデモの意義は大きいでしょう。また、彼らは自治をさせてくれるのならば独立は願っていません。が、これ以上の圧政を強いられるのならば、独立もやむなしという考えもあると訴えています。
もっとも、ダライ・ラマ14世はそう言うことを言っていないので、一部の人の意見なのでしょうけれど。それでも、そう言う意見の人がいるというのも確かでしょう。
これに対し、中国政府は不満を表明しています。
中国外務省、抗議行動に強い不快感
中国の胡錦濤国家主席の来日に合わせて、中国に対する抗議行動が行われていることについて、中国外務省は強い不快感を表明しました。
東京都内で行われた抗議活動に対して、中国外務省の秦剛報道官は「チベット独立勢力の妨害行為は、日中関係の発展の流れを止められない」と述べ、不快感を示しました。一方で、「日本側との協力を強化して、北京オリンピックを成功裏に行いたい」としています。
チベット問題の対応を巡って、オリンピック開会式のボイコットの動きが各国にくすぶる中、日本からの支持に期待感を示したものとみられます。(06日20:03)
TBS
文面だけ見ると「不快感」と言うよりは「こんなことでは我が国は動じない」という意志を見せた感じですね。
また、その一方でチベット亡命政府は中国当局と非公式会談を行っています。
「良い第一歩になった」 対話のダライ・ラマ特使
【香港6日共同】中国政府代表と中国広東省深セン市で非公式対話を実施したチベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世の特使、ロディ・ギャリ氏は6日、対話は「良い第一歩」になったと述べた。インドへの帰途につく途中の香港国際空港で報道陣の取材に応じた。
同氏は、中国政府代表の共産党統一戦線工作部の朱維群副部長が、これまでも自分自身が接触してきた相手であることを指摘した上で「包み隠しのない議論ができた」と振り返った。
対話が4日の1日だけで終了したことについては「すべてスケジュール通りだ」と述べた。
対話の詳しい中身や次の対話がいつ行われるかは明言せず、チベット亡命政府のあるインド北部ダラムサラに戻ってから公式の声明を発表する方針を明らかにした。
東京新聞
一日だけしか対話出来なかったようですが、それだけでも以前と比べれば大きな違いと言えましょう。
結果はインドに帰ってからとのことですが、果たしてどうなるのか、こちらも注目していきたい所です。
Posted by 哲学 at 23:28│Comments(0)
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