2008年12月25日
ロシアを中心に輸出国機構が発足
天然ガスなどの主要輸出国がロシアを中心に協力機構を作ったようです。
資源を握る国々をとりまとめるロシアはこれまで以上に世界に対する影響力を強める事になりそうです。オバマ氏がアメリカの大統領になって強いアメリカが復活するかというと決してそうではなく、その前には巨大なロシアが立ちはだかることになりそうです。まあ、立ちはだかるというのは表現として少し間違ってますね。ロシアが世界をリードする比率がより増えていくというか――現代の日本では中々ロシアのイメージが悪いですが、もともとロシアは昔から日本に対して友好的な国ではあったと思います。……江戸時代とかは。まあ、なんにしても、日本はもっとロシアにも目を向けるべきだなぁ、とは思います。
別に、日米安保みたいにベッタリになれという訳ではありません。ただ、大事な隣人の一人であることを忘れるべきではないと思います。
輸出国機構が発足 天然ガス カルテル視野 ロシア影響力強める
2008年12月25日 朝刊
【モスクワ=中島健二】天然ガスの主要輸出国による「ガス輸出国フォーラム」(GECF)は、モスクワで二十三日に開いた閣僚会合で規約を採択、常設的な協力機構に正式移行した。会合では、石油輸出国機構(OPEC)のようなガス版国際カルテルにつながる明確な決定などはなかったが、エネルギー価格急落の中、将来的に価格調整に動く可能性もあり、機構を主導するロシアが政治的な影響力を強めることもありそうだ。
天然ガスの価格は石油価格に連動しており、最近の油価暴落でガス輸出国には懸念が広がっている。もともとガス価格は二国間の長期契約で決められるのが通例のため、価格調整は困難とされるが、常設機構の発足がいずれ価格調整につながるとの観測は根強くある。
ロシアのシマトコ・エネルギー相は「価格形成は、われわれの活動における重要な方向の一つ」と、将来的な調整の可能性を示唆。他参加国からも価格形成を重視する意見が相次いだ。
常設機構の設置はイランが昨年、ロシアに提案したのをきっかけに具体的な検討が始められた。機構には十四カ国が参画。その天然ガス総埋蔵量は世界の七割を占めるとされる。中でも最大の埋蔵量を持つロシアは、親欧米政権が誕生したウクライナへのガス供給を一時停止するなど、周辺国や欧州に対しガスを “武器”に揺さぶりをかけるのを常とう手段にしている。埋蔵量第二位のイランも含め、輸出国としての結束を強めていけば、外交や安全保障政策などの面で、消費国である欧米などに揺さぶりをかけていくことも予想される。
東京新聞
資源を握る国々をとりまとめるロシアはこれまで以上に世界に対する影響力を強める事になりそうです。オバマ氏がアメリカの大統領になって強いアメリカが復活するかというと決してそうではなく、その前には巨大なロシアが立ちはだかることになりそうです。まあ、立ちはだかるというのは表現として少し間違ってますね。ロシアが世界をリードする比率がより増えていくというか――現代の日本では中々ロシアのイメージが悪いですが、もともとロシアは昔から日本に対して友好的な国ではあったと思います。……江戸時代とかは。まあ、なんにしても、日本はもっとロシアにも目を向けるべきだなぁ、とは思います。
別に、日米安保みたいにベッタリになれという訳ではありません。ただ、大事な隣人の一人であることを忘れるべきではないと思います。
Posted by 哲学 at 09:49│Comments(0)
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