2008年11月28日
中国がダライ・ラマ14世訪欧を理由に首脳会議を中止
中国がダライ・ラマ14世をダシにしてEUとの首脳会議を拒否したようです。
チベットを政治的な道具にするのはまぁ、政治としては間違った事ではないけれど、人情的には酷い話です。だが、それに対してそれでもダライ・ラマ14世との会談を辞めようとしないフランスの姿勢が素晴らしいです。
しかし、これから中国はチベット問題のせいで世界の政治が乱れている――みたいなネガティヴキャンペーンを行ってくるだろうと思うとなんだかなぁ、と思います。
中国がEUとの首脳会議を中止、ダライ・ラマ訪欧に抗議
[ブリュッセル 26日 ロイター] 中国は、チベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ14世の訪欧計画に抗議し、来月1日に予定されていた欧州連合(EU)・中国首脳会議を中止する方針を伝えた。
首脳会議が実現していれば、世界金融危機に対する一致した対応策がとれた可能性があり、EUは憂慮を表明した。ただ「世界の経済・金融の現状下では欧州と中国の極めて緊密な協力が必要」とし、引き続き戦略的パートナーシップの促進に努めていくと述べた。
一方フランスは、中国の反発にもかかわらず、サルコジ大統領が12月6日にポーランドでダライ・ラマと会談することを確認した。
中国外務省のコメントは得られていないが、今月に入り、EU議長国であるフランスのサルコジ大統領に対し、大統領がダライ・ラマと会談すれば「苦労して手に入れた」中国との関係を損なう可能性があると警告していた。
日経ビジネスオンライン
チベットを政治的な道具にするのはまぁ、政治としては間違った事ではないけれど、人情的には酷い話です。だが、それに対してそれでもダライ・ラマ14世との会談を辞めようとしないフランスの姿勢が素晴らしいです。
しかし、これから中国はチベット問題のせいで世界の政治が乱れている――みたいなネガティヴキャンペーンを行ってくるだろうと思うとなんだかなぁ、と思います。
Posted by 哲学 at 19:07│Comments(0)
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