2008年11月18日

独立派と中道派で揺れるチベット

 中国との対話に行き詰まり、チベット人達の中で今後どうするかで揉めているようです。

チベット、対話路線の是非議論 完全独立3割希望、亡命政府が緊急会議


 【バンコク=古田秀陽】チベット自治運動の行方を協議するチベット亡命政府の緊急会議が17日、インド北部ダラムサラで始まった。チベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世(73)が唱えてきた、対話による「高度な自治」実現の“中道路線”が行き詰まる中、「完全独立」派の台頭も予想される。

 亡命政府は10月末から11月5日まで北京で開かれた直接対話で自治要求を提出したが、中国政府はこれを拒絶。特使を通じダライ・ラマが「深く失望した」と述べるなど、成果は上がらなかった。

 緊急会議には約500人が出席し、若年層を中心として「完全独立」を求める急進派「チベット青年会議」の代表らも参加。現地からの報道によると、代表らは「チベット民族として生き残るには、独立を掲げるしかない」などと述べ、強く方針転換を求めている。
これに対し、亡命政府のカルマ・チョフェル議長は17日の会見で、チベット自治区内の1万7000人にアンケートを行ったところ、約3割が完全独立への転換を望んだことを明らかにした。自治区内でも独立論が浸透していることを裏付けたかたちだ。ただ、47%はダライ・ラマの決定に従うとしている。

 緊急会議は22日まで開かれる予定で、ダライ・ラマ自身は自由な議論をしてもらうため、出席しない見通しだ。

 ダライ・ラマは1959年のインド亡命後、独立を求めたが、79年に中国副首相だった故●小平氏が「独立以外の問題は話し合いで解決できる」としたため「高度な自治」を求める中道路線に方針を転換。面積の広い旧チベット地域で外交、防衛以外の自治を求める内容で、2002年から中国当局と対話を続けてきた。

(注)●は登の右に郊のツクリ


中日新聞


 完全独立をしたいと言う気持ちは分かるけれど、それを実行できるだけの力がダライ・ラマ14世にもチベットの一般人にないことがこの議論の不毛さをしめしていると思います。だからといって、現状路線も行き詰まっており、新たな打開策も見つからず、チベットの人達の方策は完全に行き詰まっていると思います。
 チベットの人達には頑張って貰いたいとおもうものの――ここに来て完全に道を見失ったと思います。


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