2008年07月10日

フランス大統領、北京五輪の開幕式へ

 チベット問題で北京オリンピックの開幕式に出ない、と言っていたフランスのサルコジ大統領は結局出ることにしたそうです。

サルコジ仏大統領、北京五輪開会式出席を表明



北海道留寿都(AP) 主要国首脳会議(洞爺湖サミット)に出席しているフランスのサルコジ大統領は9日、来月8日の北京五輪開会式に出席することを正式表明した。大統領はサミット会場のホテルで中国の胡錦濤国家主席と会談し、出席を決めたことを伝えた。

サルコジ大統領は今年3月に起きたチベット騒乱への中国政府の対応に反発し、五輪開会式をボイコットする可能性を警告していた。仏大統領府が今回発表した声明によると、大統領は平和や友情、兄弟愛という五輪の価値を重視し、北京五輪の成功を祈っている。大統領は欧州連合(EU)議長国の指導者として、EU各国と出席決定について意見を交換したという。

声明は、チベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ14世や、チベット亡命政府と中国政府の特使による対話には言及していない。ダライ・ラマは来月フランスを訪問する見通しで、サルコジ大統領は中国の反発をよそに会談する可能性を過去ににじませた。
CNN.jp


欧州議長は「不参加」 北京五輪の開会式


2008.7.10 00:27
 フランス・ストラスブールからの報道によると、欧州連合(EU)欧州議会のペテリング議長は9日、北京五輪の開会式に関連して「中国当局とチベット側との対話にまだ進展がみられない」と指摘し「わたしは出席しない」と述べた。

 同議会は4月、中国のチベット問題への対応を強く非難し、五輪開会式へのEU首脳らの不参加も選択肢にEUの共通方針策定を求める決議を採択した。一方、EU議長国フランスのサルコジ大統領は9日、中国の胡錦濤国家主席に「出席」の意向を伝えた。

 一部の欧州議員からは同大統領への非難の声が上がった。(共同)
産経ニュース


サルコジ仏大統領:五輪開会式出席 背景に対中貿易拡大



 【パリ福井聡】フランスのサルコジ大統領が9日に北京五輪開会式出席を表明した背景には、中国との貿易拡大が仏にとって欠かせないとの実利面の判断がある。

 大統領は昨秋、仏大手40社の首脳を引き連れ中国を訪れ、エアバスが航空機150機を受注し、アレバが次世代原発2基を受注するなど巨額の契約を獲得。仏財界に大きな刺激を与えた。

 ところが今年4月、パリでの五輪聖火リレー騒動を巡り、仏世論のチベット人権問題への強い関心を受ける形で、欧米首脳として初めて「対話再開」を開会式出席の条件とした。しかし、その後中国で起きた仏大手スーパーに対する抗議デモや訪仏中国人観光客の激減などを受け、結局は中国政府との関係正常化を選んだようだ

毎日新聞 2008年7月10日 東京朝刊



 サルコジ大統領は数ヶ月前は「中国とダライ・ラマ側が話し合わない限りでない」と言っていたのに、対中貿易で儲からなくなると「平和や友情のオリンピックは大事だ」と言って開幕式に出ることにした――まあそんな風に見えますね。
 でも、そんな風に見えるからこそあからさますぎて逆に勘繰ってしまいます。
 EUから誰も北京五輪の開幕式に出ないというのもそれはそれで後々問題が残るので、誰かは出ておくべきで、それがフランスなのはまあ、妥当な話で――なんとなく収まる所に収まってしまった感じがします。
 まあ、世の中こんなものですねぇ。
 チベット解放の道は遠そうです。


同じカテゴリー(ニュース)の記事画像
振り返られる長野聖火リレー
聖火リレー、オーストラリアの様子
チベット寺院が破壊される映像流出
聖火リレー、中国自作自演の実態
聖火リレーで中国が自作自演
聖火を守る中国の特殊部隊
同じカテゴリー(ニュース)の記事
 「チベットは独立を求めていない」 (2009-03-15 23:55)
 台湾でチベット人デモ (2009-03-14 23:47)
 尖閣諸島に他国の団体が侵入を宣言 (2009-03-13 23:54)
 北朝鮮が衛星発射を予告 (2009-03-13 00:35)
 ダライ・ラマ14世、政治権限を首相に (2009-03-11 23:59)
 北朝鮮、衛星を打ち落としたら戦争すると警告 (2009-03-10 23:55)

※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。