2008年05月26日

四川大地震の各国の協力体制

 四川大地震において各国の支援体制が違っているようです。

国際医療支援、他国の事情は 四川大地震 緊急医療、国際協力の現場


 膨大な死傷者を出した四川大地震で、中国は初めて外国の緊急医療支援を受け入れた。現場で活動を行っているのは日露独伊の医療チーム。四川省成都市に到着後、調整が難航した日本と比べ他国はどのように支援を展開しているのか。(四川省成都、彭州、都江堰で、福島香織、写真も)

 ■ロシア

 ロシアは20日午後に成都市に到着、同日夜に彭州市の中学校にテント23張の移動病院を設置。21日には、骨折患者の手術を行った。迅速さの鍵は政府同士の事前交渉の詰め方。アレクサンダー・イワヌス隊長は「成都到着前に彭州市での活動は決まっていた。中国側の受け入れ体制はすばらしいと高評価。ロシアは内閣に緊急救災省という専門省庁があり、先発の救援、医療チームのメンバーが一部同じなど、内部での情報交換も迅速だった。

 露チームは医師、看護師ら計67人で構成。同時に5人の手術が可能な医療設備や医薬品・物資をチャーター機で運びこむ大規模援助。メドベージェフ・大統領の初訪中(23日)もあり、中国側の外交的配慮も大きいといえる。メディアにも中国外務省が毎日午後3時に見学を設定するなど広報も積極的。ただ、300人収容の大型移動病院だが、23日午前現在で入院患者はわすか21人という。

 ■ドイツ・イタリア

 ドイツは重篤震災地域の都江堰市に24日から120床のテント式移動病院を設置。独赤十字から派遣された技師、医務官ら11人が、中国赤十字が派遣した上海・華山病院と都江堰市の病院スタッフと協力し26日から患者を受け入れる。独赤十字のコフ報道官は「中国にはすばらしい医師や看護婦が大勢いるので、私たちは医療にタッチしません」と脇役に徹する姿勢。

 ドイツの支援目的は、病院機能が完全にマヒしている都江堰市に25万人口都市に適応できる水準の仮設病院を提供すること。第2に将来中国赤十字が海外で支援できるよう、中国人スタッフに移動病院の運営と緊急医療のノウハウを伝授すること。11人のドイツ人は現地スタッフの研修を主に行う。移動病院設備を含む150万ユーロの支援物資は独赤十字から中国赤十字に贈与する。

 イタリアの医療チームは22日夜に成都に到着。深刻な被災地のひとつ什●(=方ヘンにおおざと)市に移動病院を設置する。技師・医師ら16人が数週間、中国人医師に移動病院での活動方法を教え、病院ごと中国側に移譲する予定だ。

 ■日本

 日本の医療チームは最終的には成都市の四川大学華西病院で活動することになったが現地到着後、調整に難航。背景には現地のニーズを十分に吸い上げられなかった事前の打ち合わせ不足があった。露独のように被災地で活動したいと希望していたが、被災地が欲しているのは長期にわたって病院機能が肩代わりができる設備と運営能力だった。

産経ニュース


 ロシアは到着前にどうするかが予め打ち合わせ済みなのに対し、日本は取りあえず、現地に来たものの、思ったように仕事させて貰えずに右往左往してしまった――という感じですね。
 とはいえ、ロシアの作った移動病院には全然患者が来てないようなので、この判断が正しかったのかは明暗の分かれる所です。
 対して、ドイツ・イタリアはあくまで「支援」という脇役に徹する形でイニシアチブを中国に与える形。
 各国それぞれに対応の差が出ていますね。
 日本が何故揉めたかというと、ロシアみたいに事前に決まっていたところを受け入れず、「そこだと支援が充分に出来ないから、もっと働かせてくれる場所へ連れて行ってくれ」と言ったため。
 日本人は勤勉だから、きっちりと仕事出来る場所を求めたんですね。
 しかしまぁ、それが巧く言っているかというと難しい所ですが。
 なんにしても、被災地が少しでも早く復興されることを願うばかりです。


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