2008年05月25日
日中露の関係。
今回の四川省地震に関して温家宝首相が直々に日本の医療チームに謝意を示しに来たそうです。
忙しい身の上なのに約30分もの時間を取ってわざわざ会いに来てくれたことはありがたいことでしょう。
その裏では、胡錦涛主席はロシア大統領と会談をしています。
なんといいますか、中国から感謝をされるのはいいのですが、その裏では着実にロシアと中国は関係を緊密化させ、その一方で日本と中国の間ではせいぜいパンダが貸し出されるだけ。
なんといいますか、日本は外交的に失策を繰り返していると思います。それだけに、ODAの増額もまた他国にいいように使われるだけの風潮を増やしかねないと思います。
なんというか、支援するのはいいのですけれど――まあ、救助などに見返りを求めるのは日本人の美的感覚からすれば浅ましいことですが、どうも外交的に日本の政治はほとんど進んでなくてこちらとしては気を揉むばかりです。
温首相「日本国民に感謝」 医療チーム活動の病院訪問
【成都24日共同】中国の温家宝首相は四川省成都市で24日、四川大地震の被災者への医療支援活動を行っている日本の国際緊急援助隊医療チームに対し「中国が困難な時期に来てくれた。感謝の気持ちを日本政府と国民に伝えてほしい」と直接謝意を表明した。
温首相は同日午後3時(日本時間同4時)ごろ、被災者が多く入院し、日本の医療チームが活動している成都市の四川大学華西病院を突然訪問。首相は病院に入る際に、中国や香港の医師らと並んでいた日本の医療チームの田尻和宏団長らに「ご苦労さま」と声をかけた。
温首相は緊急治療室など院内を約30分視察して車に乗り込む際にも、出口で待っていた日本の医療チームの隊員に対し「救助チームに続き、医療チームも派遣してくれて、日本政府、国民に感謝する」と述べた。温首相自らの謝意表明を受け、田尻団長は「(隊員の)励みになる」と語った。
2008/05/24 19:51 【共同通信】
忙しい身の上なのに約30分もの時間を取ってわざわざ会いに来てくれたことはありがたいことでしょう。
その裏では、胡錦涛主席はロシア大統領と会談をしています。
胡錦濤主席、ロシア大統領と会談
2008年05月24日
胡錦濤国家主席は23日、ロシアのメドベージェフ大統領と人民大会堂で会談した。胡錦濤主席はメドベージェフ大統領の大統領就任を再度祝賀し、就任後初めての中国訪問を熱烈に歓迎し、両国の関係について次のように述べた。
中ロの戦略的パートナー関係はこの12年間、実りの多い成果を収めた。その成果として▽両国間には各段階における整った協議体制が確立され、政治の相互信頼を高いレベルに保っている。▽200以上の法律文書に調印し、両国関係の発展に堅固な法律的基盤を固めた。▽過去に残された国境問題を徹底的に解決し、両国関係の発展にプラスとなる条件を作り出した。▽両国の経済・貿易協力は拡大を続け、貿易額は8年連続で比較的高い成長を維持している。▽両国は「国家年」のイベントを成功させ、各分野における実際的な協力を過去にないレベルにまで高めた。▽両国は国際・地域問題においても大きな成果のある協調と協力を行った――ことを挙げた。
メドベージェフ大統領はロシアの政府と人民を代表して四川大地震により多くの命と財産が失われたことについて中国の政府と人民に再び同情とお見舞いの意を表した。そして、中国の政府と人民は様々な困難を必ず克服し、震災救援活動に勝利を取ることを信じているとし、今後も中国を支持する考えを示し、被災地の小中学生をロシアに招き、治療をするというロシア政府の考えを伝えた。
メドベージェフ大統領は北京五輪開催に向けた中国の積極的な努力に賞賛を送り、北京五輪の無事成功を祈願した。
胡錦濤主席はロシア側が四川大地震発生後、中国側に提供した貴重な支援、および北京五輪への力強い支持を高度に評価するとともに感謝の意を示した。
アサヒ・ドットコム
なんといいますか、中国から感謝をされるのはいいのですが、その裏では着実にロシアと中国は関係を緊密化させ、その一方で日本と中国の間ではせいぜいパンダが貸し出されるだけ。
なんといいますか、日本は外交的に失策を繰り返していると思います。それだけに、ODAの増額もまた他国にいいように使われるだけの風潮を増やしかねないと思います。
なんというか、支援するのはいいのですけれど――まあ、救助などに見返りを求めるのは日本人の美的感覚からすれば浅ましいことですが、どうも外交的に日本の政治はほとんど進んでなくてこちらとしては気を揉むばかりです。
Posted by 哲学 at 17:54│Comments(0)
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