2008年05月15日
四川省の地震で死者5万人
四川省の大地震での死者が五万人くらいいると推計されたそうです。
一応、まだ推計です。しかし、つまりこれは後3万人くらいはもう助けることは出来ませんと言うことになりますね。
それはそれでなんというか不謹慎と言いますか。
地震が起きて生死の境目である72時間を過ぎてから日本の救助隊を受け入れることを決定するというのも色々と間違っています。果たしてこれからどれだけの人を助けることが出来るのでしょうか。阪神大震災を経験したものとしては、明らかに間違った対応だと思います。
これから更に死者が3万人以上も増えていくのだと思うと色々と心苦しいところです。
しかし、こんな中でも中国では相変わらず聖火リレーが続いています。
こんなごたごたしてる中でも、予定通りに北京オリンピックがなされるのだと思うと色々と心中複雑です。
また、今回の地震の地域はチベット人が多く住むと言うことでチベット自治区の人達が地震を支援しています。
チベット仏教の人達は人種を越えて支援することは当然です。彼らの教えからしたら、たとえ相手がチベット人でなくても近隣で困っている人がいれば助けるように動くでしょう。
しかし、そんな善良な人達を弾圧しておきながら、「民族を超えた助け合い」という中国政府のプロパガンダに使われているのかと思うと色々と哀しいものを感じます。
果たしてこの地震によってチベットと中国の関係がどうなっていくのか――気になる所です。
死者5万人超も 四川大地震
【北京=川越一】中国国営新華社通信によると、中国国務院は15日、中国・四川大地震による死者が1万9509人となり、最終的には5万人を超えるとの見通しを明らかにした。13万人規模に増強された救援隊が終日救出作業を続けているが、同日午後2時28分(日本時間同3時28分)、生存率が著しく低下するとされる被災後72時間が経過、生き埋めになっている約2万6000人の安否が気遣われている。
四川省ではこれまで約6万人が救助された。通信ケーブルも開通した。震源地の同省アバ・チベット族チャン族自治州●(=さんずいに文)川(ぶんせん)県へ通じる道路の土石の撤去を進め、同5時(同6時)の時点で県中心部まで残り8キロの地点まで修復が終わった。
大型機器を搬入できずに救援活動が難航する中、中国外務省は同日、日本の救援要員受け入れを発表した。中国政府はこれまで、交通網の未整備などを理由に、各国からの人的支援の申し出を断っていた。
Yahoo!ニュース
一応、まだ推計です。しかし、つまりこれは後3万人くらいはもう助けることは出来ませんと言うことになりますね。
それはそれでなんというか不謹慎と言いますか。
地震が起きて生死の境目である72時間を過ぎてから日本の救助隊を受け入れることを決定するというのも色々と間違っています。果たしてこれからどれだけの人を助けることが出来るのでしょうか。阪神大震災を経験したものとしては、明らかに間違った対応だと思います。
これから更に死者が3万人以上も増えていくのだと思うと色々と心苦しいところです。
しかし、こんな中でも中国では相変わらず聖火リレーが続いています。
聖火リレー:16日のルートを短縮 大地震で批判高まり
【中国総局】新華社通信によると、中国南部の江西省で14日から始まった北京五輪聖火リレーで、16日に同省南昌市で予定されていたリレーのルートが当初の45キロから35キロへ短縮されることになった。同市の実行委員会が15日、四川大地震の被害拡大を理由に自粛措置を取った。
四川大地震の発生後も福建省の聖火リレーは予定通り行われたが、インターネット上で批判が高まっていた。北京五輪組織委員会は13日、大地震を受けて、14日以降の聖火リレーの規模を縮小し、歓迎式典のプログラムなどを簡素化すると発表。しかし「コース自体の短縮はない」と話していた。
毎日新聞 2008年5月15日 22時17分
こんなごたごたしてる中でも、予定通りに北京オリンピックがなされるのだと思うと色々と心中複雑です。
また、今回の地震の地域はチベット人が多く住むと言うことでチベット自治区の人達が地震を支援しています。
チベットからの支援を強調 中国、民族融和狙う
中国・四川大地震を受け、チベット自治区やチベット仏教を含む宗教関係者の間で被災者への支援を募る動きが広がっている。中国当局はこうした動きを積極的に宣伝することで「民族や宗教を超えた助け合い」(中国紙記者)をアピール、3月のチベット暴動で亀裂が深まった民族間の融和を図りたい考えだ。
新華社など中国メディアによると、中国仏教協会は14日、北京で犠牲者追悼と被災地区の早期復旧を祈る集会を開催。200万元(約3000万円)近い募金が集まり、政府公認のチベット仏教指導者パンチェン・ラマ11世も10万元を寄付した。
チベット自治区ラサでも14日、自治区トップの張慶黎共産党委員会書記やシャンパプンツォク主席らが「苦難を共にし助け合う」(地元紙)として相次ぎ党庁舎内で震災支援金を寄付。自治区当局は震災発生翌日の13日、300万元の支援資金を拠出するとともに、関係者に募金活動を行うよう指示を出している。(共同)
産経ニュース
チベット仏教の人達は人種を越えて支援することは当然です。彼らの教えからしたら、たとえ相手がチベット人でなくても近隣で困っている人がいれば助けるように動くでしょう。
しかし、そんな善良な人達を弾圧しておきながら、「民族を超えた助け合い」という中国政府のプロパガンダに使われているのかと思うと色々と哀しいものを感じます。
果たしてこの地震によってチベットと中国の関係がどうなっていくのか――気になる所です。
Posted by 哲学 at 23:11│Comments(0)
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