2008年04月11日

各著名人の『チベット問題』

 チベット問題について、各著名人が様々な声明を出しています。
 今回の記事では、それを紹介したいと思います。
 まず、日本に来たダライ・ラマ14世本人の発言です。

2008/04/10-17:57 暴力停止訴え=聖火リレー妨害でダライ・ラマ-チベットにも「調和」を


 訪米途中に日本に立ち寄ったチベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世は10日午後、成田空港近くのホテルで記者会見し、チベット暴動を鎮圧した中国に抗議するため北京五輪の聖火リレーがロンドンやパリなどで妨害されたことについて「暴力行為を行うべきでない」と述べ、暴力停止を呼び掛けた。また、「五輪の中国開催を支持しており、開催国として十分な国だ」とし、チベット暴動が起きても考えに変化がないことを強調した。
 ダライ・ラマはその一方で、「中国では新疆ウイグル自治区でも(チベットと)同様のことが起こっており、中国は現実を受け入れる時期にきている」と語り、中国政府に対し暴力による弾圧ではなく、現実的な解決方法を取るよう要求。チベット情勢に関する透明性の高い情報提供とともに、信頼と敬意に基づく「調和ある社会」を構築する必要性を訴えた。
 「調和社会」は、胡錦濤国家主席が唱えるスローガンであり、ダライ・ラマはチベットにも浸透させるよう突き付けた形だ。
 一方、今回の暴動について「チベット人の心に積もった憤りが表出したもので、独立を求めているのではない」とした上で「外交や軍は中国の下でもいい。欲しいのは仏教や文化、教育などの自治だ」と主張、ダライ・ラマが独立をたくらんでいるとする中国に反論した。
 このほか暴動の真相解明に向け、国際機関による調査を改めて求めた。
 ダライ・ラマはこの日、ホテル内で安倍晋三前首相の昭恵夫人と自民党の太田誠一人権問題等調査会会長と面会。夕方、訪米の途に就いた。

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2008041000659&j1
時事ドットコム


 自分の国の国民が中国によって弾圧されているにもかかわらず、ダライ・ラマ14世はあくまで平和的解決を訴えています。涙ぐましい姿勢ですが、周囲の人間はやはりそれでは弱腰ではないか、という意見も多いです。
 しかし、こんな平和的解決を望むダライ・ラマ14世に対して中国は以下のような声明を出しています。

ダライ・ラマ14世:「主張はうそだ」…中国・副報道局長



 【北京・浦松丈二】中国外務省の姜瑜副報道局長は10日の定例会見でダライ・ラマの日本立ち寄りについて「反中国、祖国分裂、破壊勢力の活動を容認、支持しないよう関係国に希望する」と述べた。日中関係への影響には言及しなかった。

 また、ダライ・ラマが会見で支持者に暴力停止を呼びかけたことには「彼が唱える平和、非暴力の言論はすべて、世を欺き、人を惑わすためのうそだ」と主張した。

 一方、ペロシ米下院議長がサンフランシスコでの聖火リレーに反対する声明を出したことに関しては「聖火リレーの妨害、破壊を公然と扇動し、最低限の道徳と良識を完全に失った」と批判した。

 世界各地で妨害を受けている聖火リレーについては「続ける。どんな勢力も止められない」とした。

http://mainichi.jp/select/world/news/20080411k0000m030101000c.html
毎日.JP



 と、あくまでダライ・ラマ14世は嘘つきだと発言しています。しかし、ダライ・ラマ14世自体は一言も「チベットを独立させたい」とは言っていないのに……です。
 また、親チベット派のリチャード・ギアなども抗議集会に出て「フリー・チベット!」と言ってます。

 【サンフランシスコ8日時事】「中国はチベットから撤退を」「チベットに自由を」-。北米で唯一となる北京五輪の聖火リレー開催を翌日に控えた米サンフランシスコで8日夜、中国のチベット政策に対する抗議集会が開かれた。人気俳優リチャード・ギアさんらチベット支援者も駆け付け、色鮮やかなチベット旗を振り、シュプレヒコールを繰り返した
 抗議集会は亡命チベット人団体が主催。中国政府の人権抑圧姿勢に反発する地元市民らも加わり、参加者は約2000人に膨らんだ。
 ノーベル平和賞受賞者である南アフリカ共和国のデズモンド・ツツ元大主教は「ブッシュ米大統領は五輪開会式をボイコットすべきだ」と強調。ギアさんも「(チベットの)宗教や文化の自由が保障されなければ、中国政府が言う調和はあり得ない」と糾弾した。
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2008040900681
時事ドットコム


 また、日本人だと、嫌いな人も多いですが、勝谷誠彦さんがラジオやテレビなどで所狭しと色々とコメントをしています。今日のサンフランシスコの聖火リレーについてなども色々と語っています。
 時間のある人はTBSのストリーミングラジオ「コラムの花道」の4/9放送を聞いてみてください。
 見方が分からないと言う人はこちらで聞くことが出来ます。

 また、日本の政治家だと、『維新政党・新風』の副代表の瀨戸弘幸氏が自身のブログ「せと弘幸Blog『日本よ何処へ』」にてチベット問題に対して連日様々な意見を書かれています。量が多いのですが、一部抜粋するとこんな発言を書き込んでいます。

 しかし、これほどまでに世界中の人から忌み嫌われたオリンピックがあったでしょうか?
 これは確かに妨害行為とも見られますが、現在チベットやウイグル、内モンゴルで進行しているシナ・中国共産党による軍事侵略に対する抗議なのです。

 この問題については次のように短く私の考えをまとめておきます。

 聖火とは「平和の祭典」であるオリンピックを象徴するセレモニーであります。本来ならば世界中の人がこの開催を祝福して見守る大切な行事です。

 それが、なぜこれほどまでに<抗議の的>に晒されているのか?

 このことに対して日本のマスメディアは正しく報道しなければなりません。
 では、このシナ・中国共産党の聖火が何故これほどまでの激しい抗議を受けているのか?

 それはこの聖火は「聖なる」どころか、<悪魔の篝火(かがりび)>と西欧社会では見られているからです。

 この悪魔の篝火という字は日本では余りなじみのないものですが、若い世代にはゲームなどで浸透しています。悪魔の侵略を篝火と表現し、その侵略には正義の剣を持って立ち向かうのです。

 中国共産党のチベット人大虐殺は、まさに悪魔の所業と見られていることを証明したのです。

http://blog.livedoor.jp/the_radical_right/archives/51877486.html
せと弘幸Blog『日本よ何処へ』」より


 チベット問題に対して憤っている政治家はいないのか!と思っている人はこの方のページを見てみるのもいいでしょう。なかなか熱い言葉を書いています。

参考リンク:せと弘幸Blog『日本よ何処へ』

 また、「チベット問題を考える議員連盟」も声明文を発表しています。以下に抜粋します。

チベット情勢に関する声明

私たちは、チベット自治区を中心に発生している
チベット人と中華人民共和国当局との衝突によって、
死傷者が出ている事態を深く憂慮するとともに、
事態の平和的解決とチベット民族の自治確立のため、
下記のとおり声明する。

1.私たちは、ダライ・ラマ法王の唱える平和的対話による
チベット問題の解決、自治の回復という取り組みを強く支持する。
衝突の渦中にあるチベット関係者にも、
こうしたダライ・ラマ法王の姿勢を斟酌し、
冷静で抑制された行動をとられるよう期待する。

2.中華人民共和国政府は、オリンピック開催国にふさわしく、
平和的な手段による事態の沈静化に向けた努力を徹底し、
チベット関係者に対する武力の行使や人権侵害の行為を
行うことのないよう強く自制を求める。

3.中華人民共和国政府は、
根拠なくダライ・ラマ法王を批難する姿勢を改め、
チベット問題解決に向けたダライ・ラマ法王との平和的対話に、
直ちに着手するよう強く求める。

4.チベット自治区をはじめ衝突が生じている現地において、
報道・言論規制がなされているため、
現地の正確な情報が明らかにならず、
中華人民共和国政府によるプロパガンダのみが垂れ流され、
かつ、一方的な取締りがなされている。
不当な弾圧などが存在しないと主張する以上、
中華人民共和国政府は、自由な言論と報道を認めるとともに、
国際社会の衆目の下で、事態の収束を図るべきである。
報道・表現の自由がない中で行われる取締りは、
一方的弾圧であると判断せざるを得ない。
外国のメディア及び政府関係者のチベット自治区への立ち入りと
自由な調査及び報道を認めるよう強く求める。

5.報道の自由が確保されることのない中で、
中華人民共和国政府による一方的プロパガンダのみが垂れ流され、
一方的弾圧がなされているとの疑義を持たざるを得ない状況が、
今後も悪化するならば、
中華人民共和国国家主席の訪日を、歓迎できない状況にもなりかねない。
わが国内閣は、この旨を踏まえて、
中華人民共和国政府に対し、毅然たる対応をとるよう、強く求める。

以上

この声明を総理、外相、駐日中国大使宛に送付し、善処を求めています。
今後も、人権・民主主義・民族自決などの基本的価値を守るために、
当面は現地の状況を把握しながら、
日本政府の毅然たる対応を求めてまいります。

民主党 衆議院議員 えだの幸男オフィシャルページより


 こちらは中国に対して弱腰の姿勢でいかにも中国に配慮している、と言った感じが強いですね。まあ、中国との関係改善に努めなければならない与党や、その与党に取って代わった時に中国との関係を維持しなければならない民主党としても表だって批判することは出来ないのでしょう。

 さて、その前述のラジオでも言われてましたが、前回の天台宗のトップの方に続いて日光修験道でもチベット問題に対して声明を出しています。とても強い言葉なので是非みなさんに読んで頂きたいと思います。
【 チベット弾圧に対する憤りと抗議 】

私たち日光修験道は、中華人民共和国の暴虐行為、殺人行為、民族と文化の抹殺行為、宗教破壊行為等に対して、甚深なる憤りをおぼえ、ここに強く抗議するものである。

中国政府は、この度のチベット弾圧事件で、その歴史的傲慢さを露呈した。自ら共和国建国前に受けた中国人民の苦しみを忘れてしまっている。現中国政府が他民族を虐待することは、まさに独裁、拝金、覇権主義国家であることを示している。その主張と行為は、厚顔無恥以外の何ものでもない

このような思考の指導者集団である中国共産党政府に、次の四か条をもって、断固抗議し、懺悔の機会を与えるものである

1.直ちに理性をもって、自制的行為を執るべきである。
2.外国のジャーナリズムによる公正な報道を受け入れるべきである。
3.強制的に連行、捕縛した全ての人々を、すみやかに解放すべきである。
4.直ちに侵略を認め、チベット人民に謝罪し、速やかにその独立を認めるべきである。

人民と天命、因果は常に権力が恐れるべきものである。中国政府は恥を知り、その愚昧な政策を改めよ

2008年3月20日
日光修験道  法頭正大先達 伊矢野慈峰

http://www.nikko-shugendo.com/


 かの中国政府に対して「中国政府は恥を知れ」とか「厚顔無恥である」、とか「懺悔の機会を与える」と強い言葉で憤りを表しています。同じ宗教家でも他の人達とは一線を画した強い抗議の意志を表明しています。

 どうか、これらの人達の活動がチベットの平和に結びつくことを願いたいです。


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この記事へのコメント
中国の胡錦濤が「チベットは自分のものだからチベット人を大量虐殺してもいいんだ」とうそぶいているのは最悪だ。胡錦濤はマスコミ人に袖の下を渡してこっそり数百万人ものチベット人らを虐殺してきた凶悪な殺人鬼だ。てめえは漢族に生まれたのをいいことにでかいツラをしてウイグル人やチベット人らの大量虐殺を楽しんでポストをもらったが、ウイグル国やチベット国は独立国であって漢族のものではない!周りの国を全部漢族の奴隷にしてやるとたかをくくっているようだが、大量殺戮によって資源を独り占めして栄耀栄華を送っている漢族を決して許すことはできない!海外でも家来にした現地日本政府を操って、何の罪もない新井泉さんを長いあいだ強制的に監禁虐待してすべてを強奪して虐殺している漢族はまさに凶悪な悪魔だ。北京オリンピックなどやめろ!
Posted by 漢人にだまされないようにしましょう。 at 2008年04月13日 14:25
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