2008年03月31日

ダライ・ラマ14世 日本に立ち寄る

 チベットの最高指導者ダライ・ラマ14世が日本に立ち寄るそうです。
 と言っても、アメリカに行く飛行機の乗り換えのために成田に一時的に立ち寄るだけなのですが。


中国のチベット自治区では、3月29日にも新たな抗議デモが発生し、再び緊張が高まっているものとみられ、国際社会はその動向を注視しています。関係者によりますと、チベット仏教の最高指導者であるダライ・ラマ14世は、アメリカのシアトルで行われるイベントに出席するため4月にインドからアメリカに向かう予定で、4月10日に経由地の日本に一時立ち寄ることを検討しているということです。ダライ・ラマ14世は、これまで記者会見や欧米の政治指導者との電話会談などでチベット情勢の安定化に向けて中国政府との直接対話などを求めており、日本に立ち寄った場合、どのような政治的なメッセージを発するのか注目されます。ダライ・ラマ14世は、去年11月、講演を行うため来日していますが、この際、中国政府は「分裂活動の場を与えることに反対で、日本が入国を認めたことは遺憾だ」という立場を取っています

http://www.nhk.or.jp/news/2008/03/31/d20080331000140.html
NHKニュース


 上記の通り、去年も一度ダライ・ラマ14世は来ていますが、中国には遺憾の意を表明されています。
 で、同じ記事でこちらは産経なのですが……。


ダライ・ラマ14世、4月10日に成田立ち寄り


 チベット仏教の最高指導者、ダライ・ラマ14世が米国に向かう途中の4月10日、乗り換え(トランジット)のため日本に立ち寄ることが31日、分かった。政府高官は「トランジットなら問題ない」と述べており、日本政府は静観する構えだ。

 関係者によると、ダライ・ラマ14世は4月に米・シアトルで行われるイベントに出席するため、経由地の成田空港に立ち寄る。数時間滞在し、日本在住のチベット亡命政府支援の関係者と会談するが、国会議員らとの面会は予定されていないという。日本へのトランジットは、3月にチベット騒乱が発生する前から計画されていた。

 ダライ・ラマ14世は昨年11月に訪日した際は、都内で民主党の鳩山由紀夫幹事長らと会談し、日本駐在の中国大使館が民主党に対して非難の声明を発表していた。

http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/080331/plc0803312041009-n1.htm
産経ニュース


 せっかくチベット仏教の最高指導者が立ち寄ってくれるというのに日本はどちらかと言えば来て欲しくないような口ぶりです。まあ、福田総理が親中派なので仕方ないことかも知れませんが、国の対応としては如何なものかと思います。
 取りあえず、中国の横やりでダライ・ラマ14世の訪日が中止にならないことを祈りたい所です。


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Posted by 哲学 at 23:18│Comments(0)ニュース
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