2008年03月17日

チベットで死者500名?

 チベットにおける死者の数に置いて色々と各所で食い違っています。


 中国チベット自治区ラサの騒乱について、自治区のシャンパプンツォク主席が17日午前、騒乱後初の記者会見を開き、騒乱による死者が13人に上ったと述べた。いずれも暴徒による殺害や火事による焼死などで、治安部隊による犠牲者はなかったとし、武力弾圧の事実を全面否定した

 同主席はデモ隊の制圧は武装警察と公安(警察)が行っており、軍は加わっていないと強調。「治安部隊は発砲しておらず、戦車など人を殺害する武器は一切使っていない」と述べた。重傷者6人を含む61人の警察官が負傷したという。

 新華社通信によると、チベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ14世が中国政府を批判したことに対し、自治区高官は16日、「全くナンセンスな発言で、僧侶と住民は完全な信教の自由を享受している」と反論。ラサ市のドジェ・ツェジュグ市長も「分裂主義者の妨害さえなければ、チベットは歴史上最高の発展期にある」と述べた。政府機関や学校は17日から平常通りに再開するという。

 また、新華社は16日、事件後初めて「ダライ(・ラマ14世)集団の社会破壊活動は必ず失敗する」との論評を発表、「表面上はチベット独立を放棄したと言っているが、実際は分裂破壊活動をやめていない」と批判した。

 ダライ・ラマ14世が「北京五輪が開かれる08年は、チベット人にとって重要かつ最後のチャンスになる」「五輪期間中にデモ活動を行い、要求を訴えるべきだ」と発言していることを取り上げ、チベット問題と五輪を絡めていると指摘。暴力行為を先導しているのは間違いないと断じた。

 一方、インドに拠点を置く非政府組織(NGO)チベット人権民主化センターのウェブサイトによると、チベット人が多く住む四川省のアバ県での治安部隊との衝突による死者は計15人に達した。遺体は僧院に運び込まれ、20代半ばの元僧侶も含まれているという。

   ◇

 ■米、政策変更促す声明

 中国チベット自治区ラサでの僧侶や市民らによる抗議行動に端を発した治安部隊との衝突をめぐり、ライス米国務長官は15日、中国政府にチベット政策の方向性を変えることなどを促す緊急声明を出した。

 ライス長官は「宗教、文化、生活面で影響を与え、緊張を生んできたチベット分野での政策に取り組むよう中国政府に求める」とし、政策修正が必要との考えを示した

 長官は中国政府に「平和的な意思表示を理由に拘束されている僧侶らを釈放するよう求める」とし、また「暴力が拡大の傾向にある」と懸念を表明。「暴力に訴えないよう双方に強く呼びかける」とチベット人側にも冷静な行動を呼びかけた。

   ◇

 ■「直接対話を」 独首相求める

 中国チベット自治区の騒乱をめぐり、メルケル独首相は15日、政府報道官を通じ「チベット問題を解決するには平和的な直接対話しかない」と、中国政府とダライ・ラマ14世との直接対話を呼びかけた

 また、シュタインマイヤー独外相が16日、楊潔チー(ヤン・チエチー)外相と約1時間にわたり電話会談。「最大限の透明性を確保して、事態を収束させて欲しい」との見解を伝えた。

http://www.asahi.com/international/update/0317/TKY200803170145.html
asahi.net


 中国は市民は暴動で死んだもので武力では誰も死んでないとあくまで主張。自分はなにも悪くないと言い張っています。
 それに対して、アメリカも、ドイツも中国の政策を改めるべきだと声明を発表しています。

 実際の死者の数に関しては未だ正確な数は分かっていません。
 しかし、インドの新聞社によれば、500人に達するとの発表があります。

Satellite images show the clear atrocities carried out by the Chinese Military and police in Tibet. More than 500 Tibetan protestors are dead and more than 10,000 are injured.
(後略)
http://www.indiadaily.com/editorial/19252.asp

 衛星写真では500人以上の死者、1万人以上の負傷者が確認できる、とのことです。
 また、これを受けて北京オリンピックのボイコットを発表する人も出てきました。


中国チベット自治区のラサで起きた僧侶や市民による"中国圧政"への抗議行動は、隣の中国・四川省まで及び、北京五輪ボイコットにまで飛び火しかねない様相。
五輪に影響は?

今朝の『とくダネ!』は、大国・中国に気兼ねして及び腰の各国政府に比べて、厳しい批判が目立つ著名人たちのコメントを紹介した。

それによると、長年チベットを支援してきた英国のチャールズ皇太子がいち早く北京五輪開会式への欠席を表明した。

現在、予備選挙運動中のオバマ氏も「中国は宗教の自由を侵害している。我々は中国を敵視したくはないが、今は彼らは敵だ」と、言い切った

さらにアメリカの著名な俳優、リチャード・ギア氏も「誤って対応すれば、世界的規模での北京五輪ボイコットを」と呼びかけた。

小倉は「チベットはエベレストの麓くらいしか知らない人が多いと思いますが、国際的に支援するということでは、チベットはどうですか?」。

これに上村幸治・元毎日新聞中国総局長が「文化人は激しい批判をしていますが、政府レベルでは中国とはうまく付き合わねばいけないという姿勢でしょう」。

「ドイツのメルケル首相やアメリカのブッシュ大統領はダライ・ラマ14世と会見していますが、フランスなどは中国寄りだし、EU内部では割れている」。

小倉がさらに「五輪に及ぼす影響はありますか?」。

上村は「ボイコットを求める声は大きくなると思う。しかし、ダライ・ラマ14世も『五輪があるのでちゃんと対応しなさい』と言っているように、ボイコットありきではなく、早く解決しょうという流れになってくると思う」。

毎度そうだが、今回も中国の報道統制が目立つ。報じているのは主に、国営の中国中央テレビの国際チャンネルと新華社の英語版で、それもテレビ映像には僧侶や市民が商店を襲う姿ばかり。

四川省のデモでは8人が射殺されたと伝えられているが、治安部隊の姿は映像には一切出てこない。

最後に小倉が「日本は今後どう対応したらいいのでしょう?」ときつい質問。

上村は「外務省は早い段階で声明を出し、現地の邦人の情報収集も早かった。ただ、チャールズ英皇太子が五輪開会式欠席となれば、日本の皇太子が招待された場合どうするのか、重要な判断を迫られるでしょう」。

http://www.j-cast.com/tv/2008/03/17017896.html
ワイドショー通信簿



 チャールズ皇太子は北京オリンピックのボイコットを発表し、リチャードギアやオバマ氏など著名人も相次いで中国に関する批判をコメントしています。
 最後に、日本の識者のコメントを貼り付けておきます。





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