2008年03月03日

中東に注目しよう

 中東が大変なことになりそうなのでしばらくブログの方で中東のことについて書いていきたいと思います。

 とはいえ、前提知識がないと中東について書いてもちんぷんかんぷんなことが多いと思うので、まず何故中東に気を配る必要があるか軽く書いていきたいと思います。


 中東とは、いわずとしれたイスラエルやサウジアラビア、シリア、イラン、イラクなどユーラシア大陸とアフリカ大陸とのつなぎ目の周辺地域です。
 日本からすれば地球の裏側のような場所です。
 しかし、ここは実は日本と密接な関係があります。
 大きく分けると

1.中東のアラブ諸国から日本は石油を買っている。

2.イスラエルをアメリカが支援している。だから、日本はアメリカの支援を手伝わされる可能性がある。(例:イラク派遣)

 中東は簡単に分ければ、イスラエルvs他のアラブ諸国で仲が悪いです。そして、アメリカ合衆国はイスラエルの味方をしています。その関係でアメリカは色々とイスラエルを支援しますし、日本はその巻き添えを食らって中東に色々と手伝いを要求されることが多くなります。
 そして、言うまでもなく石油。
 中東情勢が悪くなると原油高が高くなります。
 下手すれば石油危機みたいなことが起きかねません。

 石油が高くなると具体的にどのような影響が出てくるか。
 端的に言えば物価が高騰します。
 どのように高騰するかというと以下の通り。

1.輸送費が高騰

2.石油製品が高騰

3.プラスチック・ビニール・パッケージなどの容器類も値段が上がるので、それに入れられてる物も値段が高騰。


 石油はガソリンになります。全ての商品は運搬して私達も手元に来ます。そしてその多くはトラックや船、飛行機で運ばれますが、ほぼ全て石油を燃料に使っています。
 だから、石油価格が上がれば一見関係なさそうな野菜や魚の値段も上がったりします。

 更に、石油を使って作るものも当然値段が上がります。
 プラスチック製品など石油を使ってる物は全て値段が上がります。

 そして、何よりも、それらのプラスチック製品やビニール製品に入れられているものの値段も上がります。
 例えば、町の漬物屋さん。漬け物を入れる容器は最近はプラスチックが多いです。
 所が、原油価格があがるとプラスチックの値段があがって、結果的に売っている漬け物の値段も上がります。
 勿論、輸送費もあがってるので二重に値段が上がります。
 こういう小さな店だと薄利多売が多いので、こうやって石油価格が上がるとあっさりと倒産しかねません。
 中小企業は特に顕著で、『容器の値段』+『輸送費』の二重の負担増加により、原価が高くなります。
 しかし、不景気の現在、物の値段を上げても売り上げは落ちるばかりです。
 だからといって値段を据え置きにしても自分の取り分は減るばかり。
 大企業でも、値段据え置きにすればそのしわ寄せは末端のサラリーマン達の給料が減らされることよって来るでしょう。


 このように、一見関係のなさそうな中東の情勢は実は日本の経済に密接に関係しています。
 イラクやイランなんて放っておけばいいなどと言う人はいますが、場合によっては日本が全力で支援しないと日本の経済が滅茶苦茶になる可能性があるのです。
 と言う訳で、中東情勢についてもこれからしばらく書いていこうと思います。

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