2008年02月06日

毒ギョウザ問題で中国政府も故意の犯行を示唆

 これまで事件に関して中国側は何も問題はないとしてきた中国政府ですが、何者かによる故意の犯行の可能性を初めて口にしました。

 【北京6日共同】中国国家品質監督検査検疫総局の魏伝忠副局長は六日、中国製ギョーザ中毒事件で、殺虫剤が中国側の生産過程で混入した可能性は低いとした上で「日中友好の発展を望まない少数の分子が極端な手段に出たのかもしれない」として、故意の犯行の可能性を中国政府幹部として初めて示唆した。


●生産過程では何も問題はなかった。
●でも、犯罪者がわざとやった可能性はある。

 中国側の見解はこういうことらしいです。
 しかしながら、私物は一切持ち込めない管理体制だったとしながら犯罪者の隙を許したというのはやはり管理体制に問題があったとしかいいようがありません。
 日本で混入した可能性はかなり低く、袋詰めにする作業の段階くらいしか毒を入れられるチャンスがなかったことはこれまでの調査で分かっています。
 そして、政府はこういう見解ですが、働いていた従業員はこのように述べています。

 冷凍ギョーザの製造元、中国河北省石家荘市にある天洋食品の工場は30日夜、正門を閉ざしたままで、一切取材に応じなかった。

 3階建ての体育館ほどの大きさの工場はすでに電灯が消え、事務所からは明かりが漏れている。妻が工場で働いているという40歳代の男性は正門前で、「工場の製品の大半は日本向けと聞いている。最近、雇用契約を巡って労働争議があったばかりで、この工場で何が起きても不思議ではない」と話した。

http://mainichi.jp/select/world/news/20080131k0000m030155000c.html
毎日新聞 2008年1月31日 0時45分


 労働条件を巡って経営者と労働者が対立していたそうです。
 そして、その為に何があってもおかしくなかったと言ってます。
 とはいえ、これは従業員ではなく、従業員の家族が勝手に言っていることなので大した証拠にはなりません。ただ周囲の住民にそう思われているというだけです。
 でも、こんなことを軽々と口にされる工場もやはり、なにかしら問題があると思うのです。
 事件発覚から二日遅れで中国入りした調査団はこのように述べてます。

 中国製冷凍ギョーザの中毒事件で、日本政府の現地調査団が6日、中国河北省石家荘市内で記者会見し、原嶋耐治団長は製造元「天洋食品」の製造現場について「清潔で管理も行き届いており、特に異常はなかった」と語った。

 ただ現時点では「まだいろいろな可能性が残っている」とし、有機リン系殺虫剤「メタミドホス」が工場内の生産過程で混入した可能性を排除しなかった。調査団は今後、工場側から提供を受けるデータをもとに衛生管理が適切に行われていたかどうか分析を急ぐ。

 一方「中国側は流通過程に関心がある」と述べ、中国当局が日本国内に運ばれた後に異物が混入した可能性に関心を寄せていることを明らかにした天洋食品で最近、労働争議があったとの指摘については「中国側から『労使が緊張関係になったことはない』との説明があった」と述べた。(10:41)



 中国側はあくまで日本で混入されたと言い張り、労働争議(ストライキなど)があったことも今回のこととは無関係と言い張っています。日本の調査団が証拠を見つけられなかったのは当然で、そもそも予め中国側が調査した後に――もしかしたら中国側に証拠隠滅されたかもしれない後に調査しに行ってもなかなか証拠が見つかる物ではありません。
 この事件、うやむやのウチに終わってしまいそうですね。
 取りあえず、再発防止に向けて関連会社は頑張って欲しいと思います。


関連記事:
JT、日清食が冷凍食品事業の統合撤回を発表(NIKKEI NET)

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