2009年03月15日

「チベットは独立を求めていない」

 チベット亡命政府の首相が中国に対し、「チベットは独立を求めてない」と反論したそうです。

独立求めてないと反論 チベット亡命政府首相



 【ニューデリー15日共同】チベット亡命政府のリンポチェ首相は14日、中国の温家宝首相が13日の記者会見でチベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14 世に「独立活動の放棄」を求めたことについて、「独立を求めているとの主張は真実とはほど遠い」と反論する声明を発表した。

 声明は、チベット側が昨年10月に「真の自治」を獲得するための要求をまとめた文書を中国側に提出したと指摘。その中でチベット人が求めているのは「中国の憲法で定められている(自治の)範囲内」であるとし、温首相はこの趣旨を理解しようとしていないと非難、中国側にチベット問題の解決に誠実に取り組むようあらためて求めた。(15日 10:50)

NIKKEI NET


 前提条件に大きな間違いがあって、チベットの現状は「中国国内の一部になっている」というよりは「中国によって厳重に占領されている」ような状況になっています。だから、ダライ・ラマは「独立はいいから、必要最低限の人権を保障して、ほかの省と同じだけの自治をください」と言っているのです。まあ、中国はわかってて意見を黙殺してるんですけどね。まあ、言い出したらきりがないのですが中国共産党は酷いところだと思います。




※ 関係ないですが。忙しいのでしばらくブログ休みます。  


Posted by 哲学 at 23:55Comments(0)ニュース

2009年03月14日

台湾でチベット人デモ

 台湾でチベット人がデモをしたそうです。

台湾のチベット人がデモ=「動乱」50年、独立や自由訴え



 【台北14日時事】中国支配に抗議する「チベット動乱」から50年を迎えたのを受け、台湾に居住するチベット人が14日、台北市内でデモ行進した。同日は中国が台湾の独立阻止を目的とした反国家分裂法を採択して丸4年にも当たり、同法に反対する野党・民進党支持者らも加わって、チベットや台湾の独立を訴えた。(2009/03/14-18:54)

時事ドットコム


 日本人は日本からほとんど出ない事が多く、引っ越ししても大概が日本国内にいるわけで、ほとんどの人が生まれてから死ぬまでずっと「故郷」にいるようなものです。なので、こういう感覚は分かりにくいと思います。
 でも、帰るべき国が弾圧されたまま、そしてそこに帰ることの出来ない人々のことを思うと胸が痛いです。  


Posted by 哲学 at 23:47Comments(0)ニュース

2009年03月13日

尖閣諸島に他国の団体が侵入を宣言

 「尖閣諸島は俺のもの」と他国の団体が侵入を宣言したそうです。


尖閣諸島上陸計画を正式発表 香港の団体



 【香港13日共同】尖閣諸島(中国名・釣魚島)の中国領有権を主張する香港の団体「保釣(釣魚島防衛)行動委員会」は13日、日本への抗議の意思を示すため、ことし5月に同島上陸を目指すと正式に発表した。

 同団体の陳妙徳主席によると、台湾やマカオの活動家も同時に上陸を目指す。上陸には同団体が香港で保有する小型船1隻のほか、台湾から出港する1-2隻を使用する。香港の出港は天候により5月6日から10日を予定している。

 中国本土の活動家も参加を希望しているが、たびたび中国当局の制限を受けて活動を阻止されていることなどから、最終的に参加できるかどうかは不透明という。
2009/03/13 21:31 【共同通信】


 日本の領土だというのに、色んな勢力が自分のものだと宣言するために上陸を目指すそうです。
 日本政府には是非この領海侵犯を阻止して貰いたいと思います。  
タグ :領土問題


Posted by 哲学 at 23:54Comments(0)ニュース

2009年03月13日

北朝鮮が衛星発射を予告

 北朝鮮が「衛星」が発射するのを予告したそうです。

「衛星」日本海方面へ=「4月4日-8日」と予告-事前通告で正当化狙う・北朝鮮



 【ソウル12日時事】韓国政府当局者は12日、北朝鮮が4月4日から8日の間、「人工衛星」を日本海と太平洋を結ぶ軌道上に発射すると国際海事機関(IMO)に通告したことを確認した。予告軌道で発射された場合、日本列島上空を越え、太平洋に着水する可能性が高い。日米両国が強く反発するのは必至で、ミサイル防衛(MD)での迎撃も検討するとみられる。
 北朝鮮の朝鮮中央通信も12日、朝鮮宇宙空間技術委員会が試験通信衛星を運搬ロケット「銀河2号」で打ち上げるため、関係資料をIMOなど関係機関に事前通報したと報じた。1998年に打ち上げられたテポドン1号も東北地方上空を通過し、三陸沖の太平洋に落下した。
 北朝鮮はテポドン1号、2006年の同2号発射に際して事前通告をしなかった。今回は「宇宙の平和利用」と正当化し、ルールに従うことをアピールすることで、日米のミサイル迎撃論を封じ込め、「国際社会の国連安保理決議違反とする批判を回避する狙い」(韓国政府関係者)があるとみられる。 
 北朝鮮は日本海側の咸鏡北道舞水端里のミサイル発射施設で長距離弾道ミサイル、テポドン2号の発射準備を進めているが、まだ発射台には設置されていない。
 北朝鮮では、3月8日に代議員選挙が行われた最高人民会議(国会に相当)の第1回会議が4月10日ごろに開催され、金正日労働党総書記が最高ポストの国防委員長に3選される見通し。このタイミングに合わせ、「一種の祝砲」(外交筋)として発射されるとの見方が出ている。(了)
舞水端里(ムスダンリ)、金正日(キム・ジョンイル)
(2009/03/12-23:34)
時事通信


 とはいえ、この「衛星」と言うのは、ほぼ確実にテポドンであり、つまりはミサイルである可能性が高いと言うこと。
 金正日の祝砲のためにミサイルを一発太平洋に撃ち出すらしいです。
 もし、向こうが失敗すれば日本にミサイルが落ちてくることになります。
 そうなった時――自衛隊などいらないと言っていた人たちはどうするのでしょうか。
 果たして本当にアメリカが守ってくれるでしょうか。
 ミサイルが撃たれるのは4/10。果たしてどうなるのか。
 日本国民の意識がどう変わるのか。あくまで対岸の火事だと放置するのか。
 なんというか……もう少し世界に目を向けてほしいと思うところです。  
タグ :国際北朝鮮


Posted by 哲学 at 00:35Comments(0)ニュース

2009年03月11日

ダライ・ラマ14世、政治権限を首相に

 ダライ・ラマ14世が政治的な権限を首相にゆずったそうです。

中国:チベット動乱50年 権限の大半、首相に ダライ・ラマが公言



 【ダラムサラ(インド北部)栗田慎一】チベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ14世(73)の亡命につながった「チベット動乱」から10日で50年となった。この日、ダライ・ラマ14世は、ダラムサラで記者会見し、同席したサムドン・リンポチェ亡命政府首相(70)を「私よりも権限を持つ政治指導者だ」と紹介し、政治的権限の大半を委譲したことを明らかにした。完全な引退はないものの、今後は首相が中国側との交渉などを取り仕切るものとみられる。

 会見は終始、ダライ・ラマがリンポチェ首相に助言を求める形で進み、首相が答える場面もあった。

 暗礁に乗り上げている中国との直接協議について、「(チベット側の自治構想を記した)『覚書』案の返答を待っている」と述べ、中国側が協議再開を提案すべきだと主張。「中国が超大国を目指すのならば、人口や経済、軍事だけでなく、道徳的責任を果たすことが必要だ」と語り、チベット問題の解決が名実ともに中国を超大国にすると述べた。

 また「(中国政府が)私を分離・独立主義者のようにみるのは大間違いだ」と指摘し、今後も亡命政府は高度な自治を求める「中道路線を貫いていく」と明言した。

 ダライ・ラマは50年を振り返り、「(亡命を選んだ)決断に間違いはなかった。インドはチベット難民に教育、医療など多岐にわたって最大限の支援を与えた」と感謝。「もし(高度な自治が実現した後に)中国とインドが戦争をしたら、チベット人はインド軍を攻撃できない」と笑わせた。

 一方、「今後も台湾を訪問するのか」との質問には、「訪問は重大な決断が求められる」と明言を避けた。ダライ・ラマは01年まで計2回台湾を訪ね、中国側が猛反発した経緯があり、中国を刺激する発言を控えて対話継続の意思を示したものとみられる。

 会見に先立ち、ダライ・ラマ寺院で「チベットの再興」を願う記念式典があり、約5000人が参加。式典でダライ・ラマは「チベットの苦難はまだまだ続く」と覚悟を求める一方、「しかしこの50年で世界はチベット問題に理解を深めてくれた。非暴力を貫けば、チベットの正義は証明される」と訴えた。

毎日JP


 中国との交渉が暗唱に乗り上げる中、あくまで宗教家としての立場に身を置くそうです。
 とはいえ、人権問題に厳しいヨーロッパ諸国も今はあまり力がなく、チベットの先行きはなかなか明るくありません。難しいところです。  


Posted by 哲学 at 23:59Comments(0)ニュース